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岡村研究室

岡村研究室へようこそ。
岡村研究室では、超電導、極低温利用のための応用技術を研究しています。

RESEACH
1. ヒートパイプの極低温応用(今年度は行っていません。)
超電導コイルを冷やす方法の一つである浸漬冷却方式は、超電導コ イル内を均一に冷やすことができますが、冷媒が蒸発するため補充する必要があり、非常 に手 間がかかります。


そこで私たちは、
ヒートパイプを極低温の分野に応用することで、 補充の手間を無くすことを提案しました。ヒートパイプを導入すれば、蒸発した気体は極低温冷凍機で冷やされ、液体に再凝縮さ れます。このことから、補充の手間がなくなります。


ヒートパイプは、極低温冷媒を補充する手間が省けるだけではなく、
大量の熱輸送が可能となり ます。
本研究のヒートパイプは、銅の熱伝導率とヒートパイプの熱伝導率を比べた場合、
約数千倍の熱 輸送力が実現できました。

現在では、さらなる性能向上に向けてヒートパイプの改良のために知恵を絞っています。